26 Dec 2011

「since, as, because」の使い分け(WSJより)

sinceやasは軽い、と何となく印象で捉えていたのがはっきり差が分かりました。φ(..)メモメモ

http://jp.wsj.com/Life-Style/node_365583より以下コピペです。
【表現のツボ】
今週は、日本人が見落としがちな理由を表す「since, as, because」の使い方の違い。例文冒頭の後半に出て来る「...since they may only 」の「since」だが、これは「as」に置き換えても違和感はないが、「because」に置き換えると問題が起こる。筆者の意図と異なってしまうから だ。
というのも「as, since」は既に皆が知っていることを理由として提示するときに使うのに対し、「because」はまだ皆が知らないことを理由として強調したい時に使うのが原則だからだ。つまり株主総会の要求や出席の条件は皆が知っていることで筆者のこの文章の主眼は「障害に直面する恐れ」にある。このため 「since~」で始まるこの文章の訳では理由を表す「~からだ」をつけない工夫がされている。
この違いは、文章構成にも影響する。どの 言語も程度の差こそあれその傾向があるが、英語でも重要なこと、自分の最も伝えたいことを文章の後ろの方へ置こうとする。このため「as, since」で始まる理由を表す従節の文章は冒頭に来ることが多いのに対し、「because」で始まる理由の文章は主節の文章の後に来るのが通例だ。
例を挙げると「Since I was tired, I went to bed as early as 8pm.=疲れていたから、なんと午後8時にはベッドに入った」という文章は「午後8時という早い時間に寝た」ことを伝えるのが筆者の主眼なため、理由を 表すsinceの文章は前に来ている。ところが「because」の文章では「I went to bed early last night because my boss unexpectedly called and asked me to come to the office at 6am this morning=昨晩早く寝たのは、突然ボスが電話してきて今朝は6時から仕事してほしいといってきたからだ」となる。
つまりこの文章に先立つ会話などで、相手に昨日早く寝たことを伝えてあって、それを不思議がる相手を納得させるため、相手の知らない理由の事実(ボスの予期せぬ早朝出社の要請)を印象がより強く残る文全体の後半で伝えるため「because」を使う。

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