13 Dec 2012

Place on London Business School's MBA Programme

日本時間の午前1時前(締切日の現地16時)に、London Business SchoolよりMBAの合格通知(もちろん、追加の英語研修の条件付き)の連絡が来ました。なんにせよこれで一安心です。^^

火曜日の夜にいきなり電話かかってきて、英語レベルをチェックしたい(週末何しているか、Londonには来たことがあるかなどの雑談5分程度)、Pre-schoolで英語研修を受けるか、とか聞かれた時点で、たぶん受かるんだろうなとは思っていましたが、正式な連絡が来て一安心です。

勿論、これで気を抜くことなく、あともう少し頑張ろうと思います。

3 Dec 2012

CJBS 2nd round interview invited!!

London Business Schoolに引き続き、Cambridge Judge Business Schoolからも無事にInterview Invitationが来てほっとしました。Webでは5週間ほど時間が掛かるように書かれていましたが、(2nd round提出が11/16だったので)2週間と半分で連絡がくるスピード感が嬉しいです(LBSは1ヶ月待ちました)。

ひょっとしたら、LBSも受けていると正直に書いたので、LBSのdecisionが来る(来週木曜日あたり)前に逃さないために先行しているのかもしれませんね。あくまで推測ですが。

せっかくなので、現地でのinterview(1月中旬)に参加して、実際の雰囲気を満喫して来ようと思いますので、会社でうまく有給が使えるように画策しなくては。

2 Dec 2012

MBA place offerを維持するためのinitial commitment fee

もし来週にLBSから正式オファーが来たとして、その席を維持するために早期に支払う「コミットメントフィー」なるものががあるようです。が、残念ながら公式Webでは"If you are made an offer of a place on the programme, you pay an initial commitment fee to reserve your place in the class. This is normally due 3-4 weeks after you receive your offer letter, and is deducted from your total fees."とあるだけで実額が書いておりません。

仮にCambridgeの結果まで待つとすると、来年2月まで待たないといけないのでLBSのplaceはオプションを保持しておきたいところですので、実額を検索したところ(以下のサイトのコメントより)GBP1,500(約20万円弱)と比較的良心的なようです。これなら払っても納得できる(120円前半で買っておいたポンドの円安分と相殺してもお釣りが来る、笑)。

http://www.businessbecause.com/news/mba-application/1428/my-mba-application-journey-part-four
http://forums.businessweek.com/discussions/BW_Business_Schools/Getting_into_Business_Schools/LBS_waitlist_for_2011_intake/bw-bschools/78560.189?redirCnt=1&nav=messages

一方で、Cambrige MBAについては公式Webに明記があり、"a commitment fee of 10% of the course fee"でthe course feeがGBP38,000なので、GBP3,800(約50万円弱)と比べると割高ですね。さらに、Oxfordも当然に気になったので調べると、なんとこちらはGBP6,150(約80万円)ともっと高いことが公式Webで判明しました、さすが?Oxfordは強気ですね。Stage 1で先行して受けなくてよかったと、IELTSの結果がギリギリになったことに感謝です。笑

コミットメントフィーのことを全く考えずに、英語試験スコアと準備の立ち上がりを考慮して受ける順番を決めてここまで来てしまいましたが、結果的には比較的順当な順番だったようです。まあ、これでLBS落ちていたらまさに取らぬ狸の皮算用ですが。。。来週木曜日が待ち遠しいです。

27 Nov 2012

採用基準(著:伊賀 泰代)

外資コンサルの陳腐化のはじまりとして、ついに採用基準にまで踏み込んだ本が出ましたね。

マッキンゼーの名前は使っていますが、現役の方ではないということに留意しつつ、書いてある資質(リーダーシップ、思考力(スキル・意欲・体力)、英語力)がある意味当たり前の能力であり、The War for Talent
The War for Talent
(これまたマッキンゼーですが)で10年以上前に書かれていたような話がようやく日本でも当たり前になったというところでしょうか。

資質については、実は順番が大事で1.リーダーシップ、2.思考力、3.英語力であり、最初に行くほど実践が何よりものを言う、さらに言えば実践の場を奪い合っていることを認識すべきである、ということでしょうか。



ダイヤモンド社
発売日:2012-11-09

採用基準関連のところで面白かったのは後述する思考力の分解と、採用基準とスクリーニング基準の違いくらいでした。筆者は思考力を思考スキル、思考意欲、思考体力の三つに分けていることはとても納得がいけるもので、特に思考意欲というものが一番原点にあって、意欲があって日々考えることで思考体力がどんどん着いてくるので最終的な思考力に差がついていくというような構造を捉えることができました。

リーダーシップの定義(成果を出すこと!)、ポジションとリーダーシップの順番、マネジャーとコーディネーターとリーダーの差異、リーダーの四つのタスク(目標を掲げる、先頭を走る、決める、伝える)、グローバルに求められる人材の要件(リーダーシップ、地頭の良さor個別分野における知識・経験、英語力)、などなど分かりやすい言葉でリーダーシップ論の論点が抑えられています。究極のところ、リーダーとは現実の課題に対し現実の解決策を実現して成果を出す人なのだ、とまとめたらあまりにも陳腐で筆者には怒られるかもしれませんがいかがでしょう。

また、日本におけるカリスマリーダー待望論と総量としてのリーダーシップ・キャパシティの不足の峻別は、正鵠を得ていると思います。だからこそ、リーダーシップ・キャパシティが総量として増えたとしても、リーダーシップを発揮できる単位がもっと増えていたら意味をなさないので、優秀なリーダーに寄せていく仕組みについても筆者の見解をお聞きしたいところです。

最終章の「リーダーシップで人生のコントロールを握る」はややマッキンゼー礼賛過ぎるかな、と感じました。要は、リーダーシップとかいう前にまずはHow do you lead your life?という問いが先に来る、ということでしょうし、それに気づかせてくれるような機関や機会は、マッキンゼー以外にもいろいろなところに存在していると思います。


McKiney's POI(Portfolio of Initiatives)/マッキンゼーのポートフォリオ・オブ・イニシアティブ)を考える

マッキンゼーのPOI(Portfolio of Initiatives, ポートフォリオ・オブ・イニシアティブ)についてこのブログに来る方が定期的にいるようですが、本質的なところは提唱者でもある近藤ジェームス正晃さんの解説ないしMcKinsey Quarterlyが分かりやすいですが、自分の理解を詳述しておきます。

横軸:収益化のタイミング(事業特性によって幅は異なるので括弧内は一例)
・短期:1年以内
・中期:2~3年
・長期:5年~

縦軸:イニシアティブへのfamiliarity(親和性)
・Familiar:事業として詳しい分野で期待値が収斂する(例、既存顧客への既存事業=コア事業)
・Unfamiliar:詳しくないが期待値は一定の幅でコントロールできる(例、コア事業からの滲み出し or 既存顧客への新規事業展開)
・Uncertain:定義ができずどれだけ振れ幅があるかも分からない(例、新規客への新規事業展開)

基本的には、Familiarな分野で短/中/長期の偏りを避けてバランスを保つのが基本的な経営ですが、ただ、それだけだとfamiliar分野への一本足打法によるリスク(例、市場がdisruptive innovationsで一気にshrinkする、規制変更によりゲームのルールが劇的に変わる、等)を回避していくことができないため、そのために1.短期収益の必要性と、2.取れるリスクの総量、見据えつつUnfamiliar or Uncertain initiativesをポートフォリオとして組み込んでおくことで、事業あるいは会社全体でのリスクを減らすことができると思います。

実は、本質的に優秀な経営者はこれらを直感的に理解できていて、ただ、集合的にチーム経営を進めていく場合は、縦軸・横軸を社内できちんと定義(そのためには、How does a initiative contribute to profit and when? What are we familiar with and why?などの質問を細分化する必要がありますが)して、明示的に経営陣で共有して足並みを揃え、方向性を合致させ組織力を効かせるというのが王道かと思います。

ちなみに、このフレームワーク、個人の人生のポートフォリオを検討する上でも結構使えたりするものだと思っています。

DigitizationとThe Internetにより「戦略」というものの意味が拡散し始めたころの記録として、後に読まれる価値はあるかもしれませんが、結局は直近のMcKinsey Quarterlyからの抜粋翻訳なので、Historically provenでもないものが載ってしまっているのも事実でしょう。Portfolio of Initiativesは個人的には好きなフレームワークですが、これも残らないんでしょうかね。

25 Nov 2012

LBS 1st interview done!!

ちょっと時間がたってしまいましたがLBSのInterview終わりました!あとは、12/13(木)に送られてくるdecisionを待つだけです、朗報よ来い!

http://www.london.edu/programmes/mba/applying.html
 Stage Application deadline Interview decision sent on Admission decision sent on
 1 04 October 2012 02 November 2012 13 December 2012
 2 03 January 2013 08 February 2013 28 March 2013
 3 28 February 2013 09 April 2013 16 May 2013
 4 17 April 2013 29 May 2013 28 June 2013

16 Nov 2012

Cambridge MBA 2nd round application submitted!!

Cambridge Judge Business SchoolのMBA degree programにも、締め切り前に無事応募書類を揃えてオンラインで提出しました。大学現地!でのインタビューの可否は、5週間後くらいに来るらしいので、クリスマス前くらいに朗報が来ることを期待して待っております。

9 Nov 2012

外資コンサルティングの提供価値の変遷

象徴的な二冊のノウハウ丸裸本を読んで(正確にはこれに「イシューからはじめよ」を足せば外資コンサルティングの三部作としてよいかと)、外資コンサルティングの提供価値が
・logical problem solving
・concise chart writing
・globally proven frameworks
といったclassical value propositionsから
・global knowledge transfer, thus large and wide networks are the competitive advantage
・speed and capability, thus brand of a firm is crucial to recruit talents
に不可逆的に移っていっていることを強く感じました。

新卒等でこれから外資コンサルティング業界に就職を検討されている方々は、これらの本を読みつつ、そういう競争環境になっていくことを理解した上で検討して欲しいですね。



logical problem solving
世の中にたくさんある問題解決本の集大成にして最高峰、しかも本当に大事なことは買わなくても表紙に書いてあります。すなわち、解くべきイシュー(答えを出せる課題)を見定めることですね。これが、言うは易し行うは難しですが、表紙をデスクに貼っておくだけでも効果がありそうです。


Concise chart writing
この分野の古典的作品としては、Before Afterの練習問題がたくさんある『Say It With Charts: The Executive’s Guide to Visual Communication』があると思いますが、その骨子を現代的な事例をベースにかつ極めてシンプルに提示した良作です。また、中途半端な話は避けてひたすらテクニックに終始していることも、実用面では極めてGoodです。あとは、本当にテクニックを身に着けたい人たちのためには、著者にスライド10枚を添削してもらえる権利を1万円くらいでつければいいのに、と思いました。

ただ業界の末端にいるものとして、この本だけではなく、例えば『新人コンサルタントが最初に学ぶ 厳選フレームワーク20』など、内部研修資料的なものがどんどん流出しているのをみると、なんとなく寂しい気持ちになるのは私だけではないと思いますので、星をひとつ減らさせて頂きます。

ちなみに、P25の図5の右側の矢羽は誤植かと思います。正しくは、ストーリー化→メッセージの作成→スライド作成、という順番でしょう。


Globally proven frameworks
いわゆるコンサルティング業界に就職した時に受けられるような研修内容が、たった千円の本にまとまっているなんて時代の変遷を感じさせます。もはやフレームワークやテクニックに本質的な価値はなくなっていることの証明のような本でした。内容は、某トップファームで使われているものですので(守秘義務のの問題はさておき)長く使われてきたという意味では折り紙つきですのでValue for moneyという観点では素晴らしく、あとはこれをどう使いこなせるか、でしょうか。




8 Nov 2012

LBS 1st round interview invited!!

1st round interviewに招待されました。今月後半に行われるようです。

ここまでは推薦者やらいろいろな人の力も借りてきましたが、ここから先は自分の力だけしか頼れないので、しっかり準備して臨もうと思います、とても楽しみです。

というわけで、いろいろ見つけたインタビュー対策ページのうち有用そうなものを張り付けておきます。まあ、基本be myselfが一番大事だと思うので、下手にテクニックには走りませんが。


http://www.apphelp.co.in/London-Business-School-LBS-Interview-Questions-Tips.htm

Interview Questions


1. Why MBA, why now?
2. Why LBS over other B-schools listed in the application?
3. Given examples of incidents when you formed your own teams. How did you go about forming those teams?
4. What do your subordinates think about you?
5. How will you manage expenses/finances? (Particularly relevant if you choose to be an entrepreneur after B-school)
6. Growth among EU countries. Which ones are growing faster and slower vs. average, and why?
7. Wikileaks. What is it? Do you support it?
8. Explain a typical day in your job. 
9. Where do you see yourself in 10 years?
10. What would you do if you had $10 million?
11. Professional failure/setback?
12. What will you bring to your first year group study?
13. What will you bring culturally as well as techinically?
14. Any issues when working with diverse international teammates?
15. Presentation- A topic is given with 5 minutes to prepare.
16. What do you think are the development areas in your communication skills? How do you plan to improve them? (This normally comes after a 5-minute presentation)
17. Why have you made the career choices you have?
18. What other schools you are applying to? Where does LBS stand?
19. What would you change about your company's strategy for the future?
20. What distinguishes you from all other MBA applicants?
21. Example of when somebody on your team frustrated you and how you dealt with it
22. What is the difference between a born leader and a manager? Who do you admire as a leader?
23. What characteristics should a successful business leader have?
24. Imagine that some people in your study group are not contributing enough and your talk to them didn't help. What would you do next? How would you handle it? How would you feel?



http://www.f1gmat.com/london-business-school-mba-admission-interview-tips

London Business School MBA Admission Interview Tips

Interview Schedule

25 minutes - Interviewer asks questions10 minutes - Presentation by the interviewer on a topic5 minutes - Interviewee has to prepare a 3 minutes presentation on the topic5-10 minutes - Presentation10-20 minutes - Q &A by Interviewee

Key Questions

1) What would your peers say about you?2) Are you a creative person? 3) Do you see yourself as an internalized or externalized person?4) What are the main characteristics of a leader? 5) What was the most difficult obstacle you overcame?6) Tell me about your leadership experiences. 7) Have you ever lead a team?8) How do you manage your team? 9) Did you ever face a problem with a client? How did you handle it?10) What is the method you use to persuade people?11) How are your communication skills? (For international candidates)12) Give me an example of something that really disappointed you (failure)13) How would you rate your teamwork skills? 14) What are your hobbies?15) What achievements are you most proud of? 16) Why LBS? 17) Are you applying to other schools? 18) Walk me through your CV?19) What do you want to do after the MBA?20) Since you also applied to other schools, how will you decide which school to go to?

Process behind preparing Questions

LBS sends out a set of questions, divided into categories,to the interviewers.
Motivation - 10 Questions
Leadership - 10 Questions
Team Work - 10 Questions
Maturity - 10 Questions
Communication - 10 Questions

The interviewer then picks the question from each category and based on your unique experience (mentioned in the resume), the interviewer adds appropriate questions for you.


Tip 1: Use "London Business School" instead of LBS when you are communicating with the officials
Tip 2: For the presentation, the AdCom wants to test your communication and persuasion skills. They also want to see how your process information and infer arguments. So select random topics and practice giving presentation on all aspects of the topic.

Tip 3: After you prepare the answers for the school specific questions, go through your resume. Prepare 10-15 questions related to your resume that can test the following traits:
Tip 3: After you prepare the answers for the school specific questions, go through your resume. Prepare 10-15 questions related to your resume that can test the following traits:
  • Leadership
  • Teamwork
  • Maturity
  • Communication



Tip 4: Prepare

Tip 5: Don’t repeat what you have already written in the essays. Prepare for at least 4-5 stories that you can present in the interview.

Tip 6: Be yourself {after all the preparation how can you be yourself right? :) } Don't give the impression that you had prepared for this interview. 


余談ですが、いろいろ調べていると、McKinsey(Global)のRecruiting pageに、他のtop MBA同様にLBS専用のページがあったりするもんなんですね。
http://www.mckinsey.com/careers/apply/university_recruiting/schools/mba/london_business_school

15 Oct 2012

IELTS対策本二冊(新セルフスタディ IELTS完全攻略 / Cambridge Vocabulary for IELTS)

IELTS対策でお世話になった二冊の詳細レビューを載せておきます。Vocabulary Advancedはまだ途中なのですが、来月までにはレビューを書けるようちょこちょこ勉強を継続しようと思います。


TOEFLをずっと勉強してきて、スコアが上がらないので急きょIELTSに切り替えたときに頼った一冊です。各セクションの試験内容、時間配分、練習問題と解説、さらに受験時のTips、そして最後に全体の模擬試験が一つが、この本に含まれている内容です。

Listening、Reading、Writing、Speakingといったモジュール構成はTOEFLとIELTSで変わらないのですが、問題形式は大きく異なっており、その差を理解してIELTS向けの勉強をするのに(Listeningでは人名・地名や数値の聞き取り、ReadingではTrue/False/Not givenの判断問題、Writingではparaphraseを多用した図表の解説分作成、Speakingの1分間準備して1.5-2分間しゃべるショートスピーチ、等)大変役に立ちました。また、掲載されている問題のレベル感も適切で実際の本試験に近いものになっており、WritingやSpeakingの解答もおそらくband score 9の完全に近いものが掲載されており、解答の仕方を覚えるだけでも有用でした。

あえてマイナスを付けるとすると、Reading/Listeningで使われているVocabularyはやや簡単なので、もう少し鍛える必要がありますが、それは例えば初級者~中級者には、Cambridge Vocabulary for IELTS with Answers and Audio CD (Cambridge Exams Publishing)が、上級者にはCambridge Vocabulary for IELTS Advanced with Answers and Audio CDあたりが補完する書籍としてお薦めです。
IELTS専門の単語集というのは(2012年秋時点)日本ではまだなく、TOEFL iBTのものを使っていてもそれでは専門用語が若干マニアック過ぎて、よりparaphraseが要求される、すなわち英語で英語を理解していく、IELTSのスタイルに適したものがなく、ダメ元で購入したこれが最適でした。

一つは、IELTSを作っている大元のCambridgeが出しているものであるため、レベル感が適切であるということがポイントです。

もう一つ、Unitが25個(3-4pages)なので、例えば1日1つやっても1時間かからない程度で一ヶ月でIELTS用ののVocabularyをカバーすることができます。加えて、Reading/Listening/Writing/Speakingの模擬的な問題形式になっているので、それもまた本試験には役に立ちます。

なお、当たり前ですが英語の本なので全て英語で書かれており、、IELTS WritingとSpeakingで特に求められるこの表現はこう言い換え(paraphrase)もできるということをたくさん学ぶ観点からもよくできていると思います。

難点を言えば、他の方も書かれているように、文字が小さめで解答欄も書ききれないことがあることと、後は本が他の洋書同様に大きめのサイズ何で持ち運びで若干邪魔なときがあるということでしょうか。あと、ReadingやWritingで偶に出てくる難解なVocabularyまでカバーできていないので、それにはCambridge Vocabulary for IELTS Advanced with Answers and Audio CDに進む必要があると思いますが、それらを差し引いても十分な良書だと思います。

5 Oct 2012

IELTS第2回感想(10/5結果追記)

さて、二週連続で受けて参りましたIELTSですが、相変わらず英検のオペレーションが非効率極まりない(のに偉そう!ヽ(`Д´)ノプンプン)はさておいて、WritingとSpeakingに慣れたせいか、どちらも前より全然余裕がありました。特にWritingは、ミニマム字数も大幅に超えて論が展開できたし、結構いい線行っているのではないかと思っています。さらに、Readingは、正直パーフェクトの可能性ありな気がしており、おそらく8.5-9.0と結構いい感じです。唯一、Listeningはちょっとミスって3問確実に聞き取れなかった単語があったため、8.0-8.5というところでしょうか。

逆に、これでもしSpeakingが6.0とかだと、だいぶテコ入れしないと厳しいです・・・そうなっていませんように。

■予想
Reading: 9.0 (目標+1.0, 前回+0.5)
Listening: 8.0  (目標±0, 前回±0)
Writing: 7.5 (目標±0, 前回+1.5)
Speaking: 7.0  (目標±0, 前回+0.5)
OA: 8.0  (目標+0.5, 前回+0.5)

SpeakingのBandごとの例について、こちらにいいものを見つけました。比較することで自分のレベル感が分かります。
http://www.ielts.lang-courses.com/recommendations-speaking/video-samples-of-ielts-speaking-interview/

とりわけ私の目標であるBand 7は以下のビデオくらいのようで、このくらいなら何とかなっているような気がしますが、anyway, God only knows.






まさかの1回目より下がるという結果に。しかも結構余裕を持って書けた(書きすぎた?)Writingが大幅に下がり、しゃべれたと思ったSpeakingも下がっていました。まあもう1回目ので願書を出すので知りません・・・

■結果

Reading: 8.5 (目標+0.5, 前回+0.5)
Listening: 8.0  (目標±0, 前回±0)
Writing: 6.5 (目標-1.0, 前回-1.5)
Speaking: 7.0  (目標±0, 前回-1.0)
OA: 7.5  (目標±0, 前回-0.5)


IELTS二回目結果(Overall/OA:7.5)

なんと、前回から結構下がっていました。Readingはできた気がしたので上がりましたが、やはりSpeakingとWritingは慢心せず、一回目だけ神が降りていたと思っておきます。

それでもOA7.5ですが、Writingは結構しっかり書けた(むしろ字数をだいぶオーバーしたので書き過ぎてエラーが増えたのかも)自信があったのに6.5とミニマム7.0の基準に引っかかってしまい、Speakingも一回目よりしっかりしゃべれた気がしたのに7.0になってしまいました。まあここら辺が、実際の実力なのかもしれませんが、なにはともあれ、一回目の結果ですべて願書は出そうと思います。

OA: 7.5  (目標±0, 前回-0.5)
Listening: 8.0  (目標±0, 前回±0)
Reading: 8.5 (目標+0.5, 前回+0.5)
Writing: 6.5 (目標-1.0, 前回-1.5)
Speaking: 7.0  (目標±0, 前回-1.0)

4 Oct 2012

LBS 1st round for MBA 2015

締め切り(10/4 17:00 GMT = 10/5 1:00 GST)前に無事、LBS 1st round applicationを提出しました。

エッセイ質問数が6問、計1750文字(additionalも書いたので)にさらに学業成績の言い訳やら今昔のjob responsibilitiesやら結構大変でしたが、自分の将来を客観的に考え直し、タイミング的にCMR(分子遺伝学的完全寛解)達成後でもあったので、改めてどうやって生きていくかを考えるいい機会でした。

この勢いで、あと二つ、CambridgeとOxfordも今月中にある程度の目途を付けたいと思います。

IELTSとTOEFLの受験手順の比較

IELTSとTOEFLをそれぞれ複数回受験した身として、受験者の視点から見た違いを申し込みからのプロセスにのっとって浮き彫りにしたいと思います。

■日程・会場選択・申込期限
TOEFLは柔軟ですが、IELTSは自由度が低いので注意が必要です。

会場選択では、TOEFLは東京でも複数から選べたりしますが、IELTSだと東京・横浜の二択になります。日程については、会場の多さもあり、TOEFLの方が選択肢が多く用意されています。さらに、TOEFLは会場の空きがあれば数日前まで申し込めるのに対して、IELTSは最短でも五週間後の試験しか申し込めないため、IELTSの受験について前々からの計画が必要です。

さらに、IELTSのSpeakingは東京だと翌日(主に日曜日)に実施されることが多いようなので、受験票が届く数週間前まで翌日の予定を開けておかないといけなく、その意味でも、事前のスケジューリングが重要になります。

■受験料支払い・申込手続き
どちらもオンラインでクレジットカード情報を打ち込めば完結します。直接カード情報を取られたくない場合は、TOEFLはPaypalが、IELTSはコンビニ支払・銀行振り込みが利用できます。(2012年9月現在)

ただし、IELTSは、これまたこのご時勢に、眼鏡を外した本人写真二枚と、パスポートコピーを郵送して申し込み完了となりますので、その手間がかかります。

TOEFLはこの時点で、結果を送りたい大学・院を5校無料で選ぶことができますが、IELTSはあくまで事後に依頼(通常郵便なら結果開示後30日以内は無料、ただし書留だと1,500円かかる)するようです。

■日程変更・キャンセル
こちらも、TOEFLは柔軟ですが、IELTSは自由度が低いです。TOEFLだと、三日前までは一定額(60ドル、2012年9月現在)を支払えば日程・会場変更ができますが、IELTSは5週間前までしかできず、その後の変更やキャンセルは一切受け付けてくれないとのこと。おかげさまで、二回分の試験料約五万円を英検に寄付することになりました。。。これはIELTS、というか日本の英検協会のオペレーションを改善してほしいところです、委託側のCambridge?に文句言うべきですね。

■当日試験会場にて
TOEFLはパスポート見せて、情報非開示の誓約書を書いたらすぐには入れるので楽ですが。IELTSはパスポートを見せるだけでなく、2012年より写真撮影・指紋認証というプロセスが導入されたため、試験前に時間がかかり、最初に入った人は1時間+α待たされるという悲惨な事態になることもありました。

ちなみにこの写真撮影・指紋認証ですが、IELTSが英連邦諸国の移民申請に使われているところ、中国系の不正受験が後を絶たなかったため、グローバルに一括して規制強化となったらしいです。。。

■問題内容
TOEFLはマウスで回答をクリックないしキーボードでタイピングですが、IELTSは全て鉛筆(シャーペン禁止)で手書きです。問題形式の違いの詳細については、前のエントリにセクション別にまとめてありますので、こちらをご確認ください。

■試験時間
TOEFLはサーベイとかによると順番の変更も検討されているようですが、2012年9月現在ではTOEFLおよびIELTSは、東京会場では、それぞれ以下の順番でこなします。

TOEFL
Reading: 60分(早く終われば先に進めるが、時間は持ち越せない)
Listening: 60分(早く終われば先に進めるが、時間は持ち越せない)
Speaking: 20分
Writing: 30分×2(一つ目が早く終わっても二つ目の時間は増えない)

IELTS
Listening: 30分+回答を写す時間10分
Reading: 60分
Writing: 60分(Task二つで60分なので、時間配分が可能)
Speaking: 15-20分(東京だと翌日のどこか、会場も筆記試験とは別の場所)

■結果開示
TOEFLのオンライン結果開示は2週間以内とされていますが、ばらつきがあり、最短で三日、最長で2週間を超えて17日くらいかかったことがありました。

一方でIELTSは、試験13日後(試験がだいたい土曜日なので金曜日夕方)にオンラインで見られるようになり、同日に郵送されているようで、月曜日に手元に紙のスコアレポートが届きました。前述のように、試験結果を送る先をこの後で選択しますが、通常郵便なら結果開示後30日以内は無料であるものの、郵便記録を追跡できる書留だと1,500円かかるようです。

■まとめ
運営に関しては、選択の自由度が高いTOEFLと、いちいちお役所仕事で固いIELTSですので、これは完全にTOEFLに軍配が上がります。ただ、試験自体の負荷はIELTSの方が時間も短くモニターでなく紙に向かうので疲労度が小さいものの、IELTSはスケジュールが細切れにブロックされるという点で痛み分けというところでしょうか。

3 Oct 2012

IELTS勉強法まとめとTOEFLとの比較及び必要な対策

幸いなことに1ヶ月半程度の短期間で終えることができたIELTSの勉強ですが、意外とこのスコア(全セクション8.0でのOA:8.0)を出した方のブログ等はなかったので、TOEFLとの違いの比較も含めて、一つのエントリにまとめておきます。

IELTS受験に役に立った参考書

最初に、使った参考書三つを載せておきます。「完全攻略」はIELTSの試験概要を理解するために、「Cambridge Vocabulary」二つはIELTSレベルのVocabulary Buildingにとても有効でした。

ジャパンタイムズ
発売日:2010-09-24

Cambridge University Press
発売日:2012-01-26

以下、セクションごとの各論です。


Listening

(主な勉強内容)

TOEFL対策とそもそもの英語教育が米語中心だったものの、日頃からBBC系のNewsやPrograms(Top Gear 笑)を見ていたお蔭で、British Englishにはさほど苦労しませんでした。むしろAustralian Englishの方が苦手でしたが、気になるほどでず、ラッキーでした。

(TOEFLとの差異への対策)

レクチャーや会話の骨子を組み取れればよいTOEFLに対して、会話や講義の中からthe exact phraseを拾ってしかもスペルミスも許されない問題形式(特に住所とか数字に苦労)には慣れが必要でした。といっても、「完全攻略」やCambridge Vocabulary for IELTS/IELTS Advancedの問題、あとはブリティッシュ・カウンシルの問題で数十セクションくらいこなしたら、十分に本番に対応できました。また、時間も30分(あと、答えを解答用紙に移すのに10分)と短く、TOEFLの長いリスニングしかも1セクションは捨て問題、に比べると楽でした。


Reading

(主な勉強内容)

もともとIELTS受験前からTOEFLでも毎回28-30でほぼ満点だったので、いつも通り毎日数本の英文ニュース(FT、Economist、SPIEGEL、Japan Real Time、McKinsey Quarterly)を読む習慣を続けた以外は、特にこれといった対策もしませんでした。

(TOEFLとの差異への対策)

全般的に、TOEFLよりはGeneralなトピックが出るようで、単語レベルもTOEFLやGMAT RCと比べると楽です。1セクション(TOEFLと同じ3セクション)に分からない単語がないか、あっても数個というレベルです。「完全攻略」よりは、実際の本試験の方が少し単語レベルが高い問題が出てきましたが、Cambridge Vocabulary for IELTS Advancedレベルがだいたい分かれば特に問題はなし。True/False/Not givenという問題形式も、肯定/否定する情報があるか、判断に必要な情報が書かれていないかを探せばよいだけなので慣れれば問題なかったです。

上述のように問題形式は若干異なるものの、文章全体の流れ・構造とキーワードを把握していくやり方は変えずに対応しました。人によっては問題を先に見てから、という人もいますが、自分はSkimmingが比較的得意なので、問題は頭に入れずまずは文章の構造と大意を理解することにつとめても充分、Writingを控えて準備万端にするべきトイレにいくくらい、時間は10分ほど余らせることができました。


Writing

(主な勉強内容)

Task1は、グラフや図を説明するもので、これは何回か事前に練習問題を解いておいたことが幸いでした。私が受けた二回とも、二つのグラフの比較を書くオーソドックスな問題でしたので、まずはそのグラフ形式の解説Writingに慣れておいて、そのうえで他のフロー図などのパターンの対策をすればよいと思います。行っていたブリティッシュ・カウンシルでも、まずはグラフ比較のWritingから入りました。

Task2は、TOEFLのIndependent taskと同じなので、特に対策はせず、また、TOEFLで使っていた基本構造、すなわちIntroduction、Body/Reason1+Example1、Body/Reason2+Example2、(Body3+Example3)、Summaryでいきました。私はネタを三つぱっと思いつけることが少なく、時間内に無理をすることをやめ、基本的にAがよい理由/Bでない理由、のような二つの論点を議論するスタイルでしたが、それでも8.0でしたので、特に三つ理由がなくても問題はないのでしょう。


(TOEFLとの差異への対策)


Task1はTOEFLのIntegratedとは大きく異なる(Listeningがない、図やグラフを説明する)形式であるため、「完全攻略」であり得る複数パターンを認識しておいて、後は一番出題可能性の高いグラフ解説系の課題に対しては、ブリティッシュ・カウンシルで添削を受けたりして練習しました。増える、減る、横ばいなどの表現は、同じ表現を続けずにparaphraseできるよういろんな表現を覚えておきました。まあ、だいたいit dramatically rises toとthere is a dramatic rise inというような切り替えが基本ですが、これはCambridge VocabularyのWriting unitでも学ぶことができました。

また、TOEFLと違い手書きのため文字数カウント機能がない点については、文字数未達によるマイナスは大きいようなので、自分がA4ノート(だいたい本試験の解答用紙と同じサイズ)で1行10-12文字くらい書くようなので、Task1は15行以上、Task2は25行以上書くようにして、文字数をカウントする時間はとりませんでした。Writingは結構時間が足りなくなるので、これは良かったと思います。


Speaking

(主な勉強内容)

とにかくnativeとしゃべる機会を設けよう、ということでレッスン単価が2100円と格安な(代わりに入会金で3万円持っていかれますが)イングリッシュ・ビレッジ八重洲校に九月から通い始めました。IELTS対策は、要は自然な会話の中での質疑応答に答えられて、さらに2分のshort speechをこなせる、ということなので、とりあえず2分スピーチの練習を行って、次にnativeの先生に彼だったらどう答えるかを聞いて表現のbrush upを計る、ということを何回か試験前には行いました。
http://www.english-village.net/school/sc_tokyo_yaesu.html

あと、TOEFL対策で通ったAffinity英語学院のレッスンも、がちがちのテンプレートに拘ることなく、解答をコンパクトにしかも無理のない英語で分かりやすいようにしゃべる、という意味で、大変参考になりましたし、TOEFL Speakingのスコアは実際に受講前後で20から23に上がったので、よかったのではないかと思います。母音は訛りによって変わるけど、子音は基本的にはそう変わらない、だから子音を丁寧に(単語末のt/dとか)発生するのが大事、というのも重要なkey takeawayでした。


(TOEFLとの差異への対策)


TOEFL Speakingは、American English、しかもヘッドセットでモニターに向かってしゃべるという自分としてはやりにくい環境だったので、実際に人と会話できて、しかも東京の場合は土曜日にWritingまでを受けて翌日にSpeakingのみ受けるIELTSは、拘束時間は細切れで不便ではありますが、ペーパーテストから一日あくことでリフレッシュもできて精神的には楽でした。特に、受験前に予備校等で英語をしっかりしゃべって頭と喉を英語にアジャストしていったのはよかったのではないかと。

日常会話(Task1)や英語での質疑応答(Task3)は、仕事で海外勤務したことがあり問題がなかったので、Task2の2分間スピーチ(正確には人により異なり1-2分ですが)をどう対処するかが難しいところですが、立て板に水を流すようにしゃべり続けらるようしゃべり慣れする以外には対策は打ちにくく、こればっかりはトピックの運不運もあると思います。私の場合、8.0を出したときは、「TVないし直に観戦しに行くスポーツイベントは?」というような、個人的にもう断然野球!と即答できてしかも最近横浜スタジアム行った、という幸運もあってしゃべり続けることができたのは幸運でした。

2分間スピーチのネタを1分間で考えるメモの取り方は、だいたい問題設定が、why you choose it, when you did it last time, how you feel in doing itなど複数の論点を出してくれているので、それぞれに則ってテーブル形式でスピーチネタを書くように決めていました。例えば「好きなスポーツは何ですか、なぜそのスポーツを選んで、いつプレーして、プレーしているときはどのように感じますか」のような質問ならば、以下のように、論点ごとに思いついたキーワードを書き連ねておくようにして、スピーチに詰まりかけたらkey wordを探しやすいようにしていました。

(example of a speaking memo)
what: baseball
why: aim for a professional player, made very good friends, improved my health
when: from elementary school till high school, went Yokohama stadium August to watch a game
feeling: enthusiastic, full of joy


Overall


TOEFLもそうですが、VocabularyとGrammarが全てのベースなので、TOEFLやGMATの勉強も全て無駄ではなかったと思います。ただ、IELTSは、なんというか昔懐かしい高校や大学の英語の試験に近く、このご時世に紙と鉛筆のみのアナログな試験なので、その時期を思い出して頑張れる人には、TOEFLよりもフィットがよいのかもしれません。受験者としての取るべき手順の比較は、また別のエントリに纏めようと思いますが、IELTSは試験がアナログのみならず、手続きもアナログで正直面倒臭いことが多かったです。

28 Sept 2012

IELTS一回目結果(Overall/OA:8.0)

一回目の結果が、午後六時を過ぎてやっとオンラインで確認できました。

なんと驚きの、OA 8.0(Very Good User)を叩き出しました。しかも、TOEFLでさんざん苦しんだSpeakingも含めた4セクション全てが8.0という、あれ?俺こんなに英語バランスよくできたっけ?、と勘違いしてしまいそうなノンネイティブとしては文句のつけ難いスコアを出しました。

IELTSはこれで一発終了で大丈夫です。
なので来月は、CambridgeとOxfordに向けてのエッセイ作成に集中できそうです。

結論としては、英国MBA志望(特にOxford、Cambridge)なら最初からTOEFLは不要、IELTS受けるべし、ということで、実務的にある程度国際的な環境で英語を使っている人は特に、仮説的にはBritish EnglishやAustralian Englishなど母音発音の差異を許容する性質のテストだからか、ノンネイティブ英語への許容度も比較的高いIELTSの方が楽なのではないでしょうか。

10/1 追記)

IELTS OA8.0
本日、OA8.0の紙のレポートが届いていました(^^)v
さらば英語スコアメイクの日々(言うほど勉強しとらんが)
勿論、SpeakingとWritingはまだまだ伸びそうなんで引き続き勉強しますー

23 Sept 2012

株主主権を超えて(著:広田 真一)

企業の存在意義を多様なステークホルダーとの有形向けの価値取引を中心におくステークホルダー型モデルを、日本企業に関して当てはめて包括的な実証研究を提供した観点でこの著書はきわめて優れているものです。さらに、著者は人々の幸福感から議論を始めており、そのスタンスは形而上学的な議論に終始する学者とは一線を画するもので、非常に好感が持てます。

ただ惜しむらくは、著者が疑問を投げかけている古典経済学的な残余財産権を保有する株主主権型モデルが、若干時代遅れな議論になっている感がある点でしょうか。世界的な議論においては「会社は株主のもの」という単純かつナイーブな議論は蚊帳の外であり、有体に言ってしまえば、どのようにマクロな資本市場の不安定さを回避しながら一方でミクロな個別企業の企業価値を高めるようなガバナンスを成立させる経済制度を築き直すか、という両論を補う制度設計に議論の中心は移っていると思います。

さらに、そのような議論を日本人特有のムラ社会・集団主義的志向に当てはめたうえで日本人が幸せに生きていく現実制度論を展開できるか、が現代の日本の経済学者に求められている役割だと思います。





18 Sept 2012

IELTS 第1回感想

IELTSを初受験しました。TOEFLよりは全然楽でした。さらに、モニターではなく紙の試験で鉛筆で記入というのも、実はTOEFLよりストレスを減らしているような気がします。

Readingは間違えて1-2問、Listeningは3-4問は怪しいという感触だったので、Readingは8.5-9.0、Listeningは8.0-8.5位取れたのではないでしょうか。Writingはちょっと手書きで時間が足りなくなりかけましたが、何とか字数はクリア。ただ、構成がいまいちで時数を稼いだ感があり、若干poorな感触だったので6.0-7.0くらいかと思います。Speakingは、TOEFLよりやっぱりInterviewerと会話しながら進められるので全然自然にしゃべることができましたので、ひょっとしたら6.5-7.0くらい取れているのではないかと期待しています。

■予想(一回目なので控えめに、それでもOAは目標達成)
Reading: 8.5(目標+0.5)
Listening: 8.0(目標±0)
Writing: 6.0(目標-1.5)
Speaking: 6.5(目標-0.5)
OA: 7.5(目標達成!!、7.25からの切り上げによる)

    10 Sept 2012

    英語学習法#3 Weblio & Vocabulary.com

    Weblioというオンライン辞書の単語帳サービスを使用していますが、これは便利ですね。
    http://ejje.weblio.jp/

    特に、よくできていると思うのは以下の点です。

    • Google Chrome extensionをインストールすることで、ニュース等で分からない単語をマウスを当てるだけで和訳を調べることができ、必要に応じてマイ単語帳に登録でき、そのマイ単語帳を複数デバイスで共有できる
    •  マイ単語帳では最大15フォルダ、2000単語まで登録でき、複数フォルダを作って管理がしやすい(今のところ、今覚えようとしている単語、覚えた単語、難しすぎてとりあえず放置する単語の、3カテゴリに分けて管理しています)
    • 単語ごとに詳細にレベルも設定されているので(アルクと比べても多くの単語がきちんとレベル付けされています)一過性の単語と無視すべきか覚えるべきかの判断し易い
    • 一分程度で終わる語彙力診断が適度なレベルで頭の体操にちょうどよい(だいたい自分は、7千語前後~1万語あたりの語彙力と診断されています)


    参考)
    スコア称号日付
    109.8pt専門家2012年09月10日
    55.9pt優等生2012年09月10日
    61.5pt特待生2012年09月10日
    69.7pt特待生2012年09月10日


    もう一個、全部英語のサービスとしてはVocabulary.comも秀逸です。
    http://www.vocabulary.com/

    ただ、こちらの英単語はnativeようなのか相当レベルが高いと思います。近い単語を選ぶ際に、問われている単語のみならず、回答欄に出てくる4択全て分からないこともたまにあります。こちらは、50/50や使用例などのヒントもあって、クイズ形式でしかも10問単位で完結するので、さくさく勉強できて楽しいです。

    9 Sept 2012

    TOEFL五回目感想&結果(9/19結果追記)


    さすがに慣れてきました。前回スコアが2週間たっても出ない(9/12まで遅れるかもという連絡が来ました)ので、対目標でのイメージです。あと今月は二回IELTSを受けるので、次受けるとしたら10月半ばとかかと。

    ■予想スコア
    Reading: 30(目標通り)
    Listening: 28(目標-1)
    Speaking: 21(目標-2)
    Writing: 28(目標通り)
    Total: 107(目標-3)



    9/19追記)構成は結構違いましたが、総合的にはやっと満足行けるスコアが出ました。これでTOEFLは打ち止めにして、あとはIELTSでOxford/Cambridgeの最低限水準を超えるよう頑張ろうと思います。

    ■結果
    Reading: 28(目標-2)
    Listening: 30(目標+1)
    Speaking: 23(目標±0)
    Writing: 25(目標-3)
    Total: 106(目標-4)

    26 Aug 2012

    TOEFL四回目感想(9/10結果追記)

    四回目にもなるとだいぶ慣れてきた気がします。今回は途中で眠くなることなく、前回よりはできたような気がしております。ちょびっとですが。

    終了直後の予想スコア:
    Reading: 30(前回と同じ、目標通り)
    Listening: 27(前回+1、目標-2)
    Speaking: 21(前回+1、目標-2)
    Writing: 28(前回+1、目標通り)
    Total: 106(前回+3、目標-4)



    9/10追記)
    結果がようやく来ましたが、なんと前回(7月末)より下がっていました。おかしいなぁ・・・
    Reading: 30(前回と同じ、目標通り)
    Listening: 26(前回と同じ、目標-3)
    Speaking: 20(前回と同じ、目標-3)
    Writing: 25(前回-2、目標-3)
    Total: 101(前回-2、目標-9)

    19 Aug 2012

    Oxford MBA information session in Tokyo

    Oxford MBA information session in Tokyoに参加して参りました。最後のTea Receptionまで参加してよかったです、参加前より志望度は上がりました。

    Tomo Suzukiという日本人のProfessor of Accounting at Oxford Universityの方による、模擬レクチャー(Accounting; Should Japan adopt IFRS?)が、簡潔ながらも非常に面白い内容でした。

    Tomo Suzuki
    http://www.sbs.ox.ac.uk/research/people/Pages/TomoSuzuki.aspx


    しかし、圧倒的多数がIFRS導入に賛成に手を上げていたのをみて、やはり近い領域で働いている人でないと内容に興味とか普段から持たないんだなと感じました。

    閑話休題。

    Oxford Said Business Schoolの印象としてはこれまでWeb等で集めていた情報よりも、よりpublic-mindないしmacroな視点、そしてWhat you really want to do you in your life?が強調されているようで、なんとなくですがMcKinsey&Companyや今の会社に近い雰囲気を感じました。

    あとCambridgeとの違いはクラスサイズ、街の大きさ、等でカルチャー的なものは校風よりも個々人の違いが大きいとおっしゃっていたのも印象的でした。両方出してみて、両方受かったら最終的には人とのフィットを見て決めることになりそうです。是曰く、捕らぬ狸の皮算用。

    残念なのは、ここでも1+1については詳しい説明はなく・・・やはり、とりあえずバックグラウンドからして入りやすそうなMBAで行ってみて、面白いテーマ・教授があったら延長というフレキシブルな計画が妥当な気がします。

    10 Aug 2012

    IELTS目標設定(Overall/OA:7.5)

    IELTSでOverall 7.5って、なんだかんだ日本人のトップ5%くらいなんですよね。片側5%なので、正規分布を仮定した時には偏差値70弱程度なので、まあいかんせん目指している大学がOxford、Cambridgeなので、それくらい頑張りましょう。

    ■IELTS目標(両校の要求水準はは、over all 7.5 + 各sectionで minimum 7.0)
    Overall: 7.5 (actually 7.625 but cut down to 7.5)
    Reading: 8.0
    Listening: 8.0
    Speaking: 7.0
    Writing: 7.5

    (日本人のAcademicスコア分布のみ抜粋)
    Academic candidates: First Languages
    Overall Band Score by %
    Academic
    ~4
    4
    4.5
    5
    5.5
    6
    6.5
    7
    7.5
    8
    8.5
    9












    Japanese(%)
    1
    3
    6
    13
    23
    23
    17
    8
    3
    1
    0
    0
    http://www.ielts.org/researchers/analysis_of_test_data/percentile_ranks_2011-1.aspx


    Writing band


    https://www.teachers.cambridgeesol.org/ts/digitalAssets/113300_public_writing_band_descriptors.pdf

    Speaking band
    https://www.teachers.cambridgeesol.org/ts/digitalAssets/114292_IELTS_Speaking_Band_Descriptors.pdf

    Reading/Listening band
    http://www.examenglish.com/IELTS/IELTS_Band_Scores.html

    IELTS Listening marking schemes

    For the listening test, which contains 40 questions, the approximate band scores can be calculated using this table.
    Band Score98.587.576.565.554.543.532.5
    Score / 4039-4037-3835-3632-3430-3126-2923-2518-2216-1713-1510-128-106-74-5

     

    IELTS Academic Reading marking schemes

    For the academic reading test, which also contains 40 questions, but is more difficult, the approximateband scores can be calculated using this table.
    Band Score98.587.576.565.554.543.532.5
    Score / 4039-4037-3835-3633-3430-3227-2923-2619-2215-1813-1410-128-96-74-5

     

    IELTS Writing marking schemes

    The two writing questions are marked out of 9 according to the following criteria:
    • Task Achievement
    • Coherence and Cohesion
    • Lexical Resource
    • Grammatical Range and Accuracy

    IELTS Speaking marking schemes

    The speaking test is also marked out of 9 according to the following criteria:
    • Fluency and coherence
    • Lexical resource
    • Grammatical range and accuracy
    • Pronunciation

    7 Aug 2012

    One year MBA ranking

    One-year MBA rankingってあるのかなと検索してみたところ、トップはKellogg School of Managementなんですね。正直、ヨーロッパしか検討していなかったので最近知りました(汗)。

    http://www.macquil.com/articles/oneyearmba.php


    1. Northwestern University Kellogg School of Management
    Location:Evanston, Illinois, USA
    Program:One-Year MBA
    Rankings:#4 by BusinessWeek, #5 by US News and World Report, #22 by Financial Times
    Description:This 12-month program at Northwestern focuses on core courses during the summer and electives during the following year. The program is tailored for students who possess an undergraduate or graduate degree in business.
    Tuition:One-Year MBA Program $72,000 (for 2011-2012)
    Website:http://www.kellogg.northwestern.edu/

    2. INSEAD
    Location:Fontainebleau, France and Singapore
    Program:MBA
    Rankings:#5 by Financial Times, #1 by BusinessWeek, #7 International by the Wall Street Journal
    Description:
    INSEAD offers two campuses and two start dates. Students can choose to apply to the European campus in Fontainebleau, France or to the Asian campus in Singapore. The program has two start dates per year – August and January. The INSEAD MBA lasts 10 months and is divided into 5 periods that include core and electives courses.
    Tuition:€56,000 (approximately $80,000 USD)
    Website:http://www.insead.edu/mba/index.cfm
    3. IE Business School
    Location:Madrid, Spain
    Program:International MBA
    Rankings:#3 Business Week, #7 by Financial Times, #1 by The Wall Street Journal
    Description:
    The International MBA at Instituto de Empresa lasts 13 months (November – December) with a pre-program/orientation session that starts in September and includes an intensive Spanish course. The program includes core courses, electives, forums, optional business Spanish lessons, and projects.
    Tuition:€58,200 (Approximately $83,000 USD)
    Website:http://imba.ie.edu
    4. University of Cambridge
    Location:Cambridge, United Kingdom
    Program:MBA
    Rankings:#10 by Business Week, #21 by Financial Times
    Description:
    The One-Year MBA program at Cambridge starts in October and ends in August with the culmination of an individual project. The program includes core courses, electives, a Cambridge Venture project, a global consulting project, and an individual project. One thing that distinguishes this program from the rest is its location at the heart of Silicon Fern – a concentration of new high-tech and bio-tech businesses.
    Tuition:MBA Program £36,000 College Fee £2,289 (Approx. $62,000 USD)
    Website:http://www.jbs.cam.ac.uk/mba/index.html
    5. University of Oxford Saïd Business School
    Location:Oxford, United Kingdom
    Program:MBA
    Rankings:#16 by Business Week, #16 by Financial Times
    Description:
    Oxford’s one-year MBA program starts in October and ends in September. The program includes core courses, electives, and an entrepreneurship project. Most of the core courses focus on quantitative subjects such as Finance, Economics, and Decision Science, while electives include marketing, entrepreneurship, social entrepreneurship, private equity and other subjects.
    Tuition:MBA Program £36,300 College Fee £3,150 (Approx. $64,000 USD)
    Website:http://www.sbs.ox.ac.uk/mba/