27 Sept 2008

アメリカ発金融危機

資本主義を否定しない限り、10年くらいでプレイヤーもそしてポリシーメーカーも入れ替わり、今回を反省にしてレギュレーションを強めてもそれがアービトラージの機会を生んでまた同じことが繰り返されるんでしょう。レバレッジを否定することはそもそも金融という発想に反していて無理な気がします。

資本主義を代替しえる思想を模索しつつ(論理的にはあるが現実的にありえるか?)いち個人としては波を見極めるしかないでしょうか。今回は大失敗で投信大暴落。。。

ところで、最大7000億ドルの不良資産買い取りって、かの国のマネーサプライの10分の1程度の金額だと思うんですが、これは選挙向けのアドバルーンで実際に行使されるのは数パーセントという話なんでしょうか。こんなに通貨が出回ったら、米ドルの価値が希薄化するというのはあまりに単純な議論なんでしょうか。

マネーサプライの数字はの総務省統計局にも落ちていました。日米ともに大概千兆円。

Work is more than...

アメリカ民主党副大統領候補のJoe Bidenが党大会で行ったスピーチに見られる
労働観は個人的に極めてマッチします。僕にとっても仕事とはwork to live以上の
ものだし、そのような仕事をしていくことが自分にとっても周囲にとっても一番
いいんだろうと。

"...work is more than the paycheck, it's dignity, it's respect..."


1 Sept 2008

早いもので1年

海外勤務生活も、もう1年発ちました。残すところ数ヶ月というところです。陳腐ですが早いものでした。それは何より、楽しかったからだと思います。

何を学んだのかの詳細な総括はもう少しあとまでとっておきますが、とりあえずは自分の働いている会社の懐の深さと広がりの広さを知って見方が変わりましたし、ちょっとデキル気になっていた自分が本当にできることなんてどれだけ狭い範囲の話だったのか、よーく分かった気がします。

こう言うのはおこがましいかもしれませんが、グローバリゼーションの流れが根源的に避けられない中で、それでも経営・マネジメントに携わろうと覚悟したときに求められる水準の高さというものが少し肌感覚になった感じでしょうか。

山の頂はぼんやりと見えるけれども、まだいろんな山が見えるし、そもそも登る道筋が霧に隠されてよく分からない。でもそろそろ登り始めないと、僕の脚力じゃ頂上までたどり着けない気がする。僕の勘は当たる。さあ、どの山に登ろうか。