15 Nov 2005

Visionary writer mined the mind

タイトルを上手く訳せない。。。まだまだまだまだ精進あるのみ。
Peter Drucker, who died Friday, 11 days short of his 96th birthday, was his own best advertisement for the concept of the knowledge worker, which he identified more than 40 years ago: those who work with their minds, and thus own their means of production.

著作は余り読まず(訳本特有の回りくどさが気になった)、専らビジネス知識源経由でその偉大さを紹介して頂いていたが、彼方からご冥福をお祈りしたい。そして、プロフェッショナルとして一定程度の研鑽を積んだ上で、改めて原著に挑戦しようと思う。

特に、「自己経営とはどんなことか」の回に感銘を受けて、若かりし自分は自らの自己経営チェックシートを作成したのを覚えている。以下、そこからの抜粋。
【第1原則】
時間はある。過去の30年ではなく今は50年もの現役の期間がある。名声を得た後の、80歳の時に「完全なオペラ」に挑戦したベルディがいた。
【第2原則】
目標とビジョンを持ち続けること。自分にとって目標になるモデルをもつこと。
【第3原則】
完全を目指す意志。「完全」は、心の底からの納得と言い換えてもいいかもしれません。自分を偽らないことです。
【第4原則】
一時には、一つのことに集中する。そして次々に、新しい分野のことに挑戦する。
【第5原則】
定期的に、目標と成果の差の検証を行い、差の原因に対する反省を行う。
【第6原則】
新しい仕事が要求するものを考えること。仕事が異なれば、過去に成功した方法とは違う方法が必要なはずである。
【第7原則】
始めるときに期待した成果を書きとめておくこと。そして、定期的にその結果と比較する。そこから自分の強み、弱みを知ること。そして、自己実現の映像を持ち続けること。

最後に著書の「プロフェッショナルの条件―いかに成果をあげ、成長するか」からの引用をもって、改めて追悼の意を表わさせて頂く。

彼はアテネのパンテオンの屋根に建つ彫刻群を完成させた。それらは今でも西洋最高の彫刻とされている。だが彫像の完成後、フェイディアスの請求書に対して、アテネの会計官は支払いを拒んだ。「(屋根の上だから)彫像の背中は見えない。だれにも見えない部分まで彫って請求してくるとは何事か」と言った。それに対して、フェイディアスは次のように答えた。そんなことはない。神々が見ている。」(Underlined by 292)この話を読んだのは(衝撃を受けたオペラの)『ファルスタッフ』を聴いたあとだった。ここでも心を打たれた。

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