17 Jul 2006

伝えることと孤独

人は、自己を伝えきれるのか。結局は孤独に生まれ、孤絶へと向かうのか。
以前、このブログで町田康「告白」への感想を書き記した際に書いた一行。

でも、もしヒトが、自分の考えていることを結局は誰にも「伝える」ことができないとしても、その同じ深さで孤独を感じている誰かが側にいたら、それは「孤独」だけでない何かを感じることができるんじゃないか。分かり合えている幻想とも、ただ一人という孤絶とも違う、名前のない感情を。

そんなことを考えていた、雨の三連休。

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